


都心にそびえる地上30階建て・超高層タワーレジデンスのあるべき姿の追究。そのプロジェクトコンセプトは「タワー×リゾート」です。それは、建物全体が周辺環境に調和しながらも、ランドマークとして際立つデザイン。道行く人たちも緑を感じ、その緑の風景が街並みや住まう方々に豊かさを醸し出すオアシスを創造します。建築家・光井純氏とのコラボレーションによって実現した、リゾートの風が通り抜けるような独創的デザインです。
周辺の街並みに調和する良好な環境を創出するために、建物の外観デザインは、白を基調にした爽やかなイメージ。東西南北、建物のどの面も、対称美が印象的なシンメトリックデザインで構成しています。建物の中心には端正なマリオンをしつらえ、基壇部から塔頂部まで一直線に伸びる上品な佇まいを形成。コーナーサッシュの透明感とあいまって、全体的にスマートなプロポーションを映し出し、シンプルでありながらも優美な存在感を魅せてくれます。

地上30階建ての超高層タワーレジデンスというランドマーク性を意識して、繊細な表情づくりにこだわっています。ひとつひとつのタイルを細かく貼り分け、色調も塗り分けることで、アクセントを効かせました。具体的には、建物の1階から上昇するように、大きな樹木のシルエットがシンプルに描き出されるという演出。白を基調としたスマートなプロポーションの中に、柔らかなリゾートの風合いを、心地よく醸し出すデザインです。

建物の豊かな表情づくりの素材となっている外壁タイルは、8種類。その中でも、特殊タイルの採用は、大きな特徴のひとつです。「ラスタータイル」と呼ばれ、太陽の光を反射してキラリと光るアクセント効果が魅力。赤色と白銀色のラスタータイルによって、建物の登頂部から、爽やかな自然光が降り注がれるような煌めきをもたらします。そして、各階バルコニーの軒天井部に塗り分けた緑色のカラーリングとの相乗効果で、まるで「緑の樹に赤い実がなっている」ような独創的イメージを演出。外構の緑とも共鳴しあい、「タワー×リゾート」という、ここだけの価値を創造します。

PROFILE/1978年に東京大学建築学科を卒業後(辰野賞受賞)、岡田新一設計事務所で4年間勤務し、イェール大学建築学科大学院に進学。84年にAIA学生賞および最優秀作品賞(HIフェルドマン賞)を受賞して修士号を取得。その後シーザー・ベリ&アソシエーツ(現ベリ クラーク ペリ アーキテクツ)米国建築事務所で勤務後92年に帰国し、ベリ クラーク ベリ アーキテクツジャパンを創立した。現在は光井純&アソシエーツと両社の代表取締役として、また日米両国の登録建築家として国内外の様々なプロジェクトに取り組んでいる。2007年にはAIAジャパンの会長を務めた。


